散らかった部屋の中

整理の付かない言葉たちの寝床

【WATAOJI】を見て、古傷が

テレビ朝日系のドラマ、【私のおじさん~WATAOJI~】。


遠藤憲一さんがコメディ。しかも(失礼ながら)あのまんまで妖精役だというんで、楽しみにしていたドラマです。


先日放送された第2話は、岡田結実さん演じる主人公、一ノ瀬ひかりが、青木さやかさん演じるお局、馬場桃花にロックオンされ…というお話でした。


これは感想ではないんですが。

中盤、一ノ瀬がやらかし、行き場を見失ってしまうくだり。


なんか、懐かしさを感じてしまった💦


本当は「懐かしさ」とは違うんですが。思い出したのは、社会に出てしばらくの、仕事や会社に対して精神的にキツかった頃の気持ちだから。

一ノ瀬と同じで、逃げたい辞めたいという気持ちに毎日揺れて、一人外回りの車の中、「何でこんなとこにいるんだろう、何でこんなことしてるんだろう、何でこの状況から抜け出せないんだ」なんて、自問自答したり。彼女のように泣いたりはしなかったけど、それこそ泣きたいくらいの思いで過ごしていたこと。


長かったなー。


私には【おじさん】は現れず(お姉さんの方が良いけど)、渋々でも手を差し伸べてくれる人もいなかった。なので、一ノ瀬のようにあんなにすぐに気付きを得ることも、気持ちを切り替えたり、立ち直ったりすることも、なかなかね。出来ませんでしたし。


それにしても岡田結実さんの、目に涙をいっぱい溜めてここでは泣くまいという演技。あれはすごいと思ったな。女優さんとしてはさほどキャリアを積んでないんじゃないかと思いますが。あれは伝わって来ました、気持ちが。



ちょっと古傷が…。



じんわり疼きましたよ。


シンパシーは感じませんでしたけどね。あっさりし過ぎてて。一話完結で描き切らないといけないから、しょうがないんでしょうけどね。